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◆歩いて楽しい街をつくる

弊社が計画・設計に関わった博多駅前広場は、以前はほとんど車に占領されたかのような広場でした。せっかく置かれた彫刻のまわりに浮浪者がたむろするような、お世辞にも魅力的とは言い難い場所でした。 再整備された駅前広場では、車のための空間は大幅に縮小され、全体が歩行者のための広場に生まれ変わりました。人々が憩えるように計画された木陰の広場では、計画に携わった私たちも驚くほど多くの人が、常に腰かけたり立ち止まったりして、思い思いの時を過ごしています。また、大屋根の下では常にさまざまなイベントが企画され、多くの人々を楽しませています。 わが国の街ではいまだに車優先の場所が多く存在します。歩く人を楽しませることが、魅力的な街を作る第一歩です。

◆埋もれていた街の魅力を引き出す

福岡の街は海の間近にありながら、街なかで海の風情を感じることがほとんどありません。水辺をもっと楽しい場所にするとともに、都心と水辺を心理的に近づける工夫をしていくことで、福岡の街はもっと魅力的になるはずです。こうした観点から、弊社では福岡都心のウォーターフロント全域について将来構想を提案しました。 これほど大規模ではなくても、ひとつひとつの場所が潜在的に持つ魅力を引き出していくことで、街はもっと楽しくなります。私たちは、その場所の持つ潜在的な力を見極め、関係する人々との対話を通して具体的な方策を検討し、場所の価値をより高めていきたいと考えています。

◆ソフトからハードまでトータルで考える

街をきれいにしさえすればすべてが解決する、というわけではもちろんありません。街路は公共事業できれいになったけれど、まわりの店は旧態依然のまま、結局客足が遠のいてシャッター街化する、といった事例も見聞きします。 街の魅力を育て、磨いていくためには、住民や行政が一緒になって取組み、その街を支える仕組みや関係者の意識といったところから変えていくことが必要です。 しっかりとしたコンセプトと戦略を持って、ハードとソフトをうまくつなぎ合わせ、限られた投資で最大の効果を得られるようにしていくことが求められます。



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